ごあいさつ

先代、故菊池由見の夢をうけつぎ、社長に就任した菊池悦子です。
先代は多くの方々の失敗の後、苦労に苦労を重ね、現在の瀬美温泉を築き上げました。
癒し、心休まる旅館にしたいと思っております。
皆様のおいでになるのを従業員一同、心よりお待ちしております。

瀬美温泉名前の由来

史実の一つとして、昔、八幡太郎義家が、夏油渓谷に敵を追って来たところ、敵は「一つの地点」にて防戦して叶わず、「二の地点」「三の地点」にても敗れ、ついに奥羽山脈の彼方に逃げ去ってしまったという。
この三つの防戦の地が、夏油渓谷添えに「一の攻め」「二の攻め」「三の攻め」と地名に残っておりました。
後に、何人もがこの地に温泉を求めたが、何度攻めても思い実らず、まさにそんな歴史を物語る地でありました。
先に、この温泉の名を「攻め」を転じて「瀬見温泉」としていましたが、一般公募を募り、夏油渓谷のせせらぎの美しさを象徴する「瀬美温泉」を採用し、史実と自然の恵みの美しさを名に唱うことができたのです。

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瀬美温泉音頭

作詞 菊池静芳/作曲 川村むつし/編曲/佐藤将展/唄 漆原 栄美子 佐藤将展

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瀬美温泉の歴史

夏油川を覗きしところ、その辺いったいに湯煙りが上る

歴代天皇百二十五代今上天皇、今より凡そ八百五十年前に平家の落人で、今の和 賀郡和賀町岩崎新田の奥地に入りし、三人兄弟があり。
大兄の二代目に當る人で、四郎左エ門と云う大勇剛力武道の達人で、狩猟を好みこれを家業として暮らしておりし人が、建武二年と伝えられておる此の年の早春、地名八森山と云う処を通りしところ一匹の大白猿を発見し、まかりならぬと持っておりし槍を投げしところ、それが命中し傷ついた儘、深山を指して逃げ去った。
尚翌日、八森山を指して行き処し処、傷ついた白猿が雪に血を引いて山奥に逃げたその後を 追って山に入り、高台より夏油川を覗きしところ、その辺いったいに湯煙りが上り温泉があることが分かった。湧出の場所で昨日傷ついた親猿が小猿を集めて傷口を治そうとして居る。
その後白猿の湯と名付けこれを代々言い伝え、何年か後には獄の湯と名付け、現在は夏油温泉と改名した。
又今の瀬目渓谷が昔、その当時八幡太郎義家の戦場で、此所で改めて、一の攻と名付けられ、二の攻、三の攻まで攻たと伝へられておる。

泉温四十二度 五分毎分 九十九立の温泉が湧出自噴

この渓谷が今後の景勝地として開発されることであろう渓谷の中ごろに、温泉が湧いている。泉温三十三度、湧出量毎分三十立自噴しておりますこれを、別々の人達が湧口より九十間を引出して、五代に亘り経営が変転し、夏期だけの営業の為経営難にて廃業した。
その後、四十五代高橋倉吉より直吉まで、三代に亘り現在の瀬美温泉附近の場所に温泉を開発しようと、露天堀を始めたが、何れも不成功に終わった。
その時、高橋直吉、弟佐次郎の所有権一切を引受け、今度こそ3代も継続して露天堀して来た箇所を是非開発しようと、昭和の初期に三ヵ年間継続して堀削 し、五百二十尺まで堀り、泉温三十三度で毎分四十三立の自噴湧出量の成果を得たが、資金難の為に経営不可能の状態となりしが、然し決して落胆することなく 時期の到来を待つことにしたが、直吉、遂に昭和三十三年十月行歳七十一才で此の世を去った。突然これを聞き和賀郡江釣子村朴島の出身で菊池由見氏、此の地を温泉開発に意欲を持つ観光地域とし、又大衆的な温泉にしようと資金を投じ、調査の末、夏油川左岸現在使用されている場所に掘削することに決め、昭和三十四年十二月中旬より掘削を開始し、翌年5月中旬深度二百八十に米の箇所より、泉温四十二度 五分毎分 九十九立の温泉が湧出自噴し、先づ成果を挙げた尚も掘削を続けて四百二十米まで掘り下げた。

苦難を経ずして真の栄光無し

これにより昭和三十五年八月初旬、旅館建設の計画設計し、総二階建旅館が、同年十二月二十四日に糀が完了し、落成した直ちに営業を開始し、同時に会社を設立し、有限会社瀬美温泉が誕生した。
温泉の護として、薬師本尊の彫刻を計画し、昭和三十五年六月、北上市川原町の彫刻師、八重樫哲夫氏の手により御本尊様が立派に出来上がり、一先づ旅館内に安置し礼拝しておりましたが、昭和三十九年六月現在の場所に宮社を建立して、薬師本尊を移し安置して祈り、本畑高橋家相続を継ぐ高橋一二所有地内附近に、瀬美温泉が開発され、時代の要請により今後和賀町の観光地の中心、そして益々発展されることは疑のないところであります。
私は常に苦難を経ずして真の栄光無しと確信し此れを突破して今日に至りました。
ここに瀬美温泉の由来記に添え、私の人生録の一端を附し、後代に残さんとする次第であります。

菊池 由見

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